10年目のひなた
私のネット上の人格である「ひなた」は、10年前の8月15日(のあたり)に、プレステ2のソフト「モンスターハンター」(MH)のココット村に誕生しました。
それから10年、いろいろなハードのいろいろなモンハン世界でたくさんの皆さんと交流させていただきました。
そしてモンハン休止している時に出会った「セカンドライフ」(SL)の世界でも、先日7歳になりました。
リアルとの折り合いがつかなかったりして、もう続けられないやと思ったことも何度かありましたけど、バーチャル世界の「ひなた」である時間は私にとってなくてはならないものになったようです。
最近はほとんどSLに時間を使っていてMHしていないわたしですけど、ハンターを辞めたつもりはありません。MH4GとかiOSのMHP2Gなんかが気になっています。そして、ライフワークのモンスターの寝顔撮影もまだ道半ばです。
たぶんこれからも、2つの世界をふらふらしながら楽しんでいくことでしょう。
そんなひなたですが最近気になっていることは、あちこちが「寛容性のない世界」になってきているということです。
MH界でいえば「効率」「短時間で狩ること」を重んじるあまり、他人の装備や武器や戦い方にけちをつけたりする風潮があります。これは昔から一部ではあったといえばあったわけですけど、それが前面に出てきた気がします。
SL界でも、SLの中の世界(インワールド)を生中継していた人に対してテロ的な攻撃をして生中継を続けられなくしてしまう者が現れるとか、twitter上でSLの価値やSLをやっている人の人格を真っ向から否定する者が現れるとか、決して平和ではありません。
現実世界(SLの世界では「RL」と表現します)であっても、実は同じようなものではないでしょうか。たとえば中国・韓国の人に対するヘイトスピーチ。
自分と意見が違う、価値観が異なる人の存在をなんで許容できないんでしょう。
同じ方向を向いた人しかいなくなったとき、そこにはもう変革とか発展とかはなくなってしまうんじゃないでしょうか。
個人は個人として尊重され、同時に他を尊重する。そんな世界をバーチャルでもリアルでも生きたいと願う、10年目のひなたなのでした。