ひなたの雑記帳

最近はセカンドライフで遊んでいます

牛を飼う その2

DFS, SecondLife, 日常

牛を飼う話その2です

自給自足のサイクルが確立できたら、肥料や体力に余裕があれば、他の作物を作ってみてもいいとおもいます。スターターにリンゴの木がせっかく入っているので、ちょっと育ててみてもいいでしょう。

木は、肥料は必要なく、水とお手入れだけでよいので、体力(つまり食料)さえあれば肥料の枯渇を心配しなくて大丈夫です。

牛のミルクと、収穫できたリンゴ(DFS Apple Basket)から「アニマルプロテイン」(DFS Animal Protein)を作ることができます。これの用途については後で説明します。

さて、前回「自給自足」のサイクルが確立できたわけですけど、それが永久に持続可能なのかというと、一つ問題があります。それは、牛には寿命があるということです。

買ってきた(あるいは生まれた)雌牛(cow)は9日目に子牛を生み、それ以降ミルクを出してくれるようになります。その後、18日目、27日目にも子牛を生みますが、30日で死んでしまいます。雄牛(Bull)の方も寿命は30日です。

わたしが飼っていた雌牛は9日目と18日目に子牛を生みましたが、それはいずれも雌牛でした。
(生まれた牛は、インベントリに送られてきます)

あと1回しか子牛を生めませんが、もしそれも雌牛だったら・・・いまいる雄牛の寿命が尽きたら牛はメスばかりになってしまい、繁殖も、肥料の調達もできなくなって自給自足サイクルが崩壊してしまいます。。

そこで、わたしは生まれた雌牛のうち1頭をインワールドに出して、牛3頭体制にしました。これで、雄牛の寿命が来る前に子牛を2頭手に入れることができるはずです。牛が3頭になっても牧草はなんとかまわりました。

1頭目の雌牛の27日目、最後のお産・・生まれてきた子牛は・・メスでした・・

ヨーグルトを生産するためのミルクは、けっこう余裕がある。一方、牧草のサイクルの方はちょっときつい。そこでわたしは決断する。

1頭目の雌牛を屠殺(Slaughter)すると・・

ここで、先程出てきたアニマルプロテインを使用します。ふつうの牛のお世話でブラシがけをしていても、牛の幸福度(Happiness)は80までしか上がりません。しかし、ここでさらにプロテインをあげると、幸福度を100まで上昇させることができます。

その瞬間に、屠殺するのです;;

そうすることで、得られる牛肉の量がぐっと増える(3から10へ)のでした・・
(屠殺のスプラッタな描写などはなく、牛が消えて牛肉が送られてくるだけですが・・)

さて、いまや農場は、年老いた雄牛と、若い雌牛の2頭になりました。雄牛の寿命が尽きる前に、1回だけお産のチャンスがあるはずです。もしそこでも雌牛が生まれちゃったら・・自給自足が崩壊してゲームオーバーになります。

その日を待って、ついにその結果が出ました。生まれてきたのは・・・

雄牛(Bull)でした!

かろうじて、持続可能性がキープできましたが、危ういところでしたね。

もし、オスとメスの生まれる確率が同じ 1/2 だとすると、一頭の雌牛が生涯に生む3頭の子牛は
確率 1/8 でオス3頭
確率 3/8 でオス2頭、メス1頭
確率 3/8 でオス1頭、メス2頭
確率 1/8 でメス3頭
ということですので、工夫をしないと 1/4 の確率で持続不可能になってしまいます。

もしこれを本気でやりつづけるなら、2頭飼いなんてケチなことをいわないで、もっと大規模に飼うか、市場的なところでトレードするしかないのでしょうね。

このサイクルを回していると、牛乳と、牛肉に余剰が出てきました。これを使ってなにかできないかなぁ、なんてかんがえてます。

とりあえず、牛乳が余ってるのでバターでも作ろうかな。そのためには新しい道具、かく乳機(DFS Butter Churn)が必要でした。これは買わないといけないのです。

こんなかんじで、DFSを提供している人(団体?)には、かなりの売上があるはずですよね。それは「買って、寝かせておいて、売り抜ける」ようなことではなくて。住人が別に見たくもない広告を見せて収入を得ることでもなくて。その世界にしっかり根付いて、その世界の人のニーズを掴んだ。だから成功しているのですよね。

それにしても。このDFSというものは、セカンドライフ上で動いているシミュレーションシステムですけど、運営のリンデンラボが提供しているわけではなく、ユーザーがやっていることなのですよね。そういう「ユーザーの活動ができる世界」をキープし続けてくれているリンデンラボさんに私は感謝せずにはいられないのでした。